【80年代洋楽】男性アーティストのデビュー曲
1980年代はきらびやかで華やかなイメージも強く、それは当時のヒットチャートを見ても同様ですよね。
ここ日本においても、洋楽が最も輝いていた時代と言われ、当時のヒット曲を集めたコンピレーション盤は2020年代の今でも安定した人気を誇っています。
本稿では、そんな輝かしき80年代洋楽の男性アーティストのデビュー曲に注目してみました。
80年代にデビューしたシンガーを中心として、バンドとしてのキャリアを経て80年代にソロ・デビューを果たした歌手も含めたラインアップでお届けします。
80年代を彩った大ヒット曲から知られざる名曲までを、ぜひお楽しみください!
もくじ
- 【80年代洋楽】男性アーティストのデビュー曲
- Take On Mea-ha
- TrulyLionel Richie
- Never Gonna Give You UpRick Astley
- I Want Your SexGeorge Michael
- In the Air TonightPhil Collins
- Iron Out the Rough SpotsPaul Young
- Everything I OwnBoy George
- Goody Two ShoesAdam Ant
- New SongHoward Jones
- Don’t Mean NothingRichard Marx
- Give Me Your LoveBryan Adams
- Ride Like the WindChristopher Cross
- GirlfriendBobby Brown
- If You Let Me StayTerence Trent D’Arby
- Solsbury HillPeter Gabriel
- Sunglasses at NightCorey Hart
- I Found SomebodyGlenn Frey
- Key LargoBertie Higgins
- Johnny Can’t ReadDon Henley
- Soft and WetPrince
- The Boy Who Came BackMarc Almond
- Boogie in Your ButtEddie Murphy
- Spread a Little HappinessSting
- Moon DanceBobby McFerrin
- Desert MoonDennis DeYoung
- Naughty NaughtyJohn Parr
- Too Late for GoodbyesJulian Lennon
- Something in 4/4 TimeDaryl Hall
- California GirlsDavid Lee Roth
- I Keep Forgettin’Michael McDonald
- I.G.Y.Donald Fagen
- Darling PrettyMark Knopfler
- It’s Your NightJames Ingram
- Chestnut Street Incident(Album)John Mellencamp
- I Believe in LoveKenny Loggins
- Only for LoveLimahl
- Love KillsFreddie Mercury
- Oh SherrieSteve Perry
- The Other WomanRay Parker Jr.
- Ganz WienFalco
- Let’s Get It StartedMC Hammer
- Got to Be ThereMichael Jackson
- Livin’ in the LimelightPeter Cetera
【80年代洋楽】男性アーティストのデビュー曲
Take On Mea-ha
1985年にリリースされたアーハの『Take On Me』は、音楽史に残る真の名曲です。
みずみずしさあふれるシンセポップのサウンド、楽曲を支える力強いドラムにシンプルながら心地よいベースライン。
そして何よりも、モートン・ハルケットさんの高音が際立つ繊細かつ力強いボーカルが絶妙に重なり合い、忘れられないメロディを生み出しています。
年代を超えて愛され続けるその魔法のような魅力は、聴く人の心に明るく心地よい風を運んでくれます。
誰もが口ずさめるこの曲を聴けば、輝かしい80年代の息吹が今によみがえるはずです。
TrulyLionel Richie
心が洗われるような美しいピアノの音色とストリングス、見事な表現力で魅せるボーカルの素晴らしさが涙を誘う名ラブ・バラード!
世界的に著名な音楽プロデューサーにして、シンガーソングライターとしても破格の成功を収めたライオネル・リッチーさんが、1982年にリリースしたセルフタイトルのソロ・デビュー作に収められており、ソロとしてのデビューシングルとなった楽曲です。
『愛と測りあえるほどに』という原題だけ見ればやや不思議な邦題でも知られており、1997年にリリースされたリッチーさんのラブソングだけを集めたベスト・アルバムのタイトルとしてもこの楽曲が使われていますね。
『愛と測りあえるほどに』は全米ビルボード・チャートの1位に輝き、グラミー賞の最優秀男性ポップボーカルパフォーマンス部門で見事受賞を果たしました。
ストレートにいいラブ・バラードが聴きたいという方は、ぜひこの曲を聴いてみましょう!
(KOH-1)
Never Gonna Give You UpRick Astley
どこをどう切り取っても、これぞ80年代としか言いようがないバブリーな雰囲気が最高の名曲です!
当時のディスコ~ユーロビート・ブームに乗って、ここ日本でも大ヒットとなった『Never Gonna Give You Up』は、イギリス出身のシンガーであるリック・アストリーさんが1987年に発表したデビュー曲にして代表曲。
同曲が収録されたデビュー・アルバム『Whenever You Need Somebody』も世界的なヒットとなり、バブル時代をよく知っている方にとってはこの曲は当時の空気感と結びついたものとして記憶されているのではないでしょうか。
今あらためて聴くと、当時21歳という若さに似合わないリックさんの深みのあるソウルフルなボーカルは実に魅力的で、徹底的に売れるためのポップソングとして作られた楽曲だからこその見事なキャッチーさとの対比が素晴らしいですね。
インターネット時代となった2007年頃から、この楽曲のMVがいわるゆ釣り動画として多用される「リックロール」と呼ばれる現象が起き、結果的にリックさんの歌唱力の再評価につながったというエピソードもおもしろいですよね!
(KOH-1)
I Want Your SexGeorge Michael
なかなかストレートに刺激的なタイトルですが、ジョージ・マイケルさんの楽曲だと言われれば思わず納得してしまいますね!
ワム!のメンバーとして人気を博し、ソロ・デビュー以降も世界的なヒット曲を放ったイギリスが世界に誇るシンガーソングライターにしてポップ・スター、ジョージ・マイケルさんが1987年にリリースした軽快なダンス・ポップの名曲です。
同年に発売されて爆発的なヒットとなったソロ・デビューアルバム『Faith』の第1弾シングルとして発表され、ワム!の解散後からは初となったソロ・シングルでもあります。
興味深いのが、この楽曲は「Rhytms」と名付けられた3つのパートで構成されており、シングルとして聴ける楽曲は「Rhythm One: Lust」とされるパートなのですね。
アルバムに収録されているのは2つのパートをつなげたバージョンで、すべてのパートを統合したバージョンは12インチシングルなどで聴けますよ。
(KOH-1)
In the Air TonightPhil Collins
1970年にイギリスを代表するプログレッシブロック・バンドのジェネシスのドラマーとして加入した時点で、フィル・コリンズさんのソロ・アーティストとしての1980年代以降の世界的な成功を予想できた方はいたのでしょうか……。
ジェネシスでは後にリード・ボーカルを務めるフィル・コリンズさんは先述したようにソロ・アーティストとして多くのヒット曲を飛ばしており、今回紹介している『In The Air Tonight』はソロ・デビュー曲にして世界中で大ヒットとなった名曲です。
世界的なヒットとなった1981年のソロ・デビューアルバム『Face Value』のオープニングを飾る楽曲であり、日本ではアルバムと同じく『夜の囁き』という邦題が付けられています。
この楽曲、AOR的な雰囲気も漂うコリンズさんの美声を堪能できる名曲ではあるのですが、よく聴けば通常のポップソングとは一線を画すアレンジが施されており、ミステリアスな空気感に満ちたアンサンブルはもちろん、後半以降の強烈なドラム・ブレイクはさすがドラマー出身ならではといったところ。
そういった点にも注目しつつ、聴いてみてください!
(KOH-1)