90年代を彩った昭和の名曲
1990年代は日本の音楽史において、最も大きな変化を見せた時期です。
現代では一般的なヒップホップやR&Bも、日本ではこの時代から本格的なアーティストが出現しました。
その一方でトラディショナルなポップミュージックもヒットを飛ばしており、過去に例を見ないほど多様的な音楽シーンでした。
今回はそんな1990年代のなかでも、1990年から1995年までの昭和の名曲をピックアップしました。
懐かしい作品がいくつも登場するので、世代の方は必見です!
もくじ
90年代を彩った昭和の名曲
ラブストーリーは突然に小田和正
年齢を重ねても衰えない透明感と切なさを帯びたハイトーンボイスでファンを魅了し続けているシンガーソングライター、小田和正さん。
通算6作目のシングル曲『Oh! Yeah!』との両A面でリリースされた『ラブ・ストーリーは突然に』は、テレビドラマ『東京ラブストーリー』の主題歌として書き下ろされたナンバーです。
キャッチーなオープニングのギターだけでも、世代の方であればドラマ作品の名場面がオーバーラップするのではないでしょうか。
まさに1990年代のトレンディードラマブームを象徴する、大ヒットナンバーです。
(星野貴史)
愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけないB’z
日本のロックシーンを牽引し続け、ヒットナンバーを世に送り出し続けているロックユニット、B’z。
テレビドラマ『西遊記』の主題歌として起用された12thシングル曲『愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない』は、B’zのシングルの中で唯一ダブルミリオンを達成している大ヒットシングルです。
ポップなアレンジでありながらもギターサウンドがフィーチャーされているアンサンブルは、B’zらしいキャッチーさを感じられるのではないでしょうか。
1990年代に流行したタイトルが長い楽曲の代表格とも言える、世代の方であればカラオケでも盛り上がるであろうロックチューンです。
(星野貴史)
ロマンスの神様広瀬香美
近年ではバラエティー番組やYouTubeなどにも活動の幅を広げ、その圧倒的な歌唱力で再注目されているシンガーソングライター、広瀬香美さん。
スキー用品店「アルペン」のCMソングとして起用された3rdシングル曲『ロマンスの神様』は、キャッチーかつポップなメロディーが耳に残りますよね。
合コンをテーマとした歌詞のストーリーからは、現在とはまた違った社会の姿をイメージできるのではないでしょうか。
広瀬香美さんがJ-POPシーンにおいて「冬の女王」と称されるきっかけとなった、ハイテンションなアッパーチューンです。
(星野貴史)
I LOVE YOU尾崎豊
若者を中心にカリスマ的な人気を誇り、26歳という若さで急逝してしまった後も社会現象になるほどの影響力を見せたシンガーソングライター、尾崎豊さん。
2004年には高等学校の音楽教科書にも掲載された11thシングル曲『I LOVE YOU』は、名盤『十七歳の地図』に収録されてから8年後の1991年にシングルとしてリリースされました。
哀愁を感じさせるメロディーは、時代を越えた現在でも心に響きますよね。
世代の方であればカラオケで一度は歌ったことがあるであろう、J-POP史に残るバラードナンバーです。
(星野貴史)
恋しさと せつなさと 心強さと篠原涼子 with t.komuro
東京パフォーマンスドールのメンバーとしてデビューを果たし、現在では俳優としての存在感を放っているシンガー、篠原涼子さん。
アニメーション映画『ストリートファイターII MOVIE』のタイアップテーマソングとして制作された4thシングル曲『恋しさと せつなさと 心強さと』は、小室哲哉さんのプロデュースであることから「篠原涼子 with t.komuro」の名義でリリースされたナンバーです。
憂いを感じさせる歌声とシンセサウンドは、1990年代のJ-POPシーンそのものを感じられるのではないでしょうか。
キャッチーなメロディーが耳に残る、ダブルミリオンを達成しているヒットチューンです。
(星野貴史)
EZ DO DANCETRF
1990年代にJ-POPシーンを席巻したTKサウンドの先頭を走り、そのディスコをイメージさせるアッパーチューンの数々でファンを熱狂させた男女5人組ダンス&ボーカルグループ、TRF。
ファイントゥデイ『シーブリーズ ’93』のCMソングとして起用された2ndシングル曲『EZ DO DANCE』は、TRFの題名とも言えるヒットチューンです。
ハイテンションなサウンドとメロディーは、世代の方でなくても一緒に声を上げたくなるのではないでしょうか。
近年ではDJ KOOさんがバラエティー番組で活躍していることもあり、若い世代の方にもなじみがあるであろう不朽のダンスナンバーです。
(星野貴史)