【絶望を感じる】歌詞が暗い昭和の名曲
昭和の名曲、と言われるものはたくさんあり、最近ではSNSでもリバイバルヒットをしたり耳にすることが多いですよね。
そんな昭和の名曲の中でも特に暗い歌詞、暗い曲を集めてみました。
失恋を歌ったものから人生を絶望している歌詞、生い立ちを悔やむ歌詞……暗さのタイプはさまざまです。
中にはちょっと恐怖心も感じるものまであるのでゾクゾクしたいという方にもオススメ。
絶望を感じ、どん底まで落ちたら後は上がるだけです。
時にはどっぷり落ち込んで、浸ってみるのも大切です。
もくじ
【絶望を感じる】歌詞が暗い昭和の名曲
ノゾミ・カナエ・タマエ筋肉少女帯
筋肉少女帯最後のインディーズアルバムのタイトルも『ノゾミ・カナエ・タマエ』でした。
「フォースの暗黒面いわゆるノゾミ・カナエ・タマエ」とジャケットの裏面にも題されているところからみると筋肉少女帯ご本人たちのお気に入りの楽曲なのかも。
「1人の少女が沼に沈んだ、それを見つめていたレティクルの神様がいた」から始まる物語は教会のミサのようでもあり、黒魔術の儀式のようでもありと、聴いているとやはり怖くなります。
サビのメタルモードに入ったところは必聴。
メタルファンのみならずみんなに聴いてほしい絶望曲です。
(瀧乃涙pin句)
赤い橋浅川マキ
その意味深な歌詞から多くの考察がなされているのが『赤い橋』です。
こちらは浅川マキさんが1972年にリリースした曲。
シンプルなサウンドに合わせて、じっとりと独特な世界観が歌われています。
その内容は橋を渡った人が消えてしまうというもの。
果たして橋の向こう側には何が待っているのか、あなたも想像しながら聴いてみてほしいと思います。
ちなみにこの曲は日本の歴史や文化と深いかかわりがあるともいわれているんですよ。
(山本)
圭子の夢は夜ひらく藤圭子
藤圭子さんと紹介するよりも「宇多田ヒカルのお母さん」と紹介する方がピンとくる方も多いはず。
最近の宇多田ヒカルさんはその容姿のみならず歌声までもがお母さんに似てきました。
この曲は藤さんの前作『女のブルース』と2週にわたりオリコンランキングの1位と2位を独占。
「普通の花のように咲けない私は夜の花」と自身の運のない境遇をつづった歌詞は、藤さんの声質とも共鳴し多くの人の共感を得ました。
松山千春さん、玉置浩二さんらそうそうたるメンバーにもカバーされた、昭和の時代の色香たっぷりの名曲です。
(瀧乃涙pin句)
昭和ブルースザ・ブルーベル・シンガーズ
生まれた境遇に不満を持ってしまった経験はありませんか?
そんな心境を描いているのが『昭和ブルース』です。
こちらはブルーベルシンガーズが映画『若者はゆく -続若者たち-』のテーマソングとして手掛けた曲。
硬派な印象のブルースで、生まれた境遇を呪いつつも、必死にあらがう男性の目線で歌詞がつづられています。
絶望感のある曲なのですが、どこかダンディズムも感じられます。
比ゆ表現にも注目しながら聴いてみてください。
(山本)
昭和枯れすゝきさくらと一郎
徳川一郎さんと山岡さくらさんによる音楽ユニット、さくらと一郎。
二人の代表曲として知られているのが『昭和枯れすゝき』です。
こちらは厳しい環境の中で必死に暮らす夫婦が、お互いのことをおもい別れを切り出す様子を描く歌詞に仕上がっています。
当時の世相を知るきっかけにもなりそうですね。
王道の演歌なので、好きな方はぜひチェックしてみてください。
二人のハモリや力強い歌唱も聴きどころです。
聴けばその表現力におどろくはずです。
(山本)
ぼくたちの失敗森田童子
絶望を感じる曲の中には、どこか温かみのあるのあるものも存在します。
ということで紹介したいのが『ぼくたちの失敗』です。
こちらは森田童子さんが1976年にリリースした曲。
同居生活をしていたものの別れてしまったカップルの悲しみや後悔が歌われています。
しかし、合わせて深い愛が歌われているので、温かみを感じるのかもしれません。
ちなみに、歌詞の中には70年代の文化を知るきっかけになるようなフレーズも多く登場します。
聴きなれないものがあったらリサーチしてみましょう。
(山本)